
最近はサウナが流行っています。
テレワークが増えたり、インターネットを使う時間が増えたことで、運動不足やストレスが溜まっている人が多いのでしょうか?
国連が発表している幸福度ランキングで4年連続1位のフィンランドですが、人口550万人に対し300万個ものサウナが存在すると言われ、まさにサウナ大国です。
そんなサウナですが、私も週に1、2回通っています。そのサウナで働いているスタッフにすご~く気になる人がいます。
彼は、とにかくお客に気を遣って動いています。
ハキハキとした挨拶、キビキビとした動き。定期的に消毒をするのも、お客の人数や状況を見て、臨機応援に時間をずらすこともします。サウナマットの向きを綺麗に揃え、桶や消毒液の向きまで細かく配慮しています。
他のスタッフで、ここまで気配りができる人は見たことがありません。挨拶も無愛想だったり、独り言で愚痴を言っているスタッフも見かけます。
彼がどんな気持ちで仕事に取り組んでいるのか、いつか聞いてみたい。これも、「自分軸」がある人とない人の違い
なんだと思います。
「自分軸」とは、その人自身の意志が結晶化したもの、理想に向けた行動の軌跡です。もっとシンプルに言えば、「価値観」「真実」「正義」と言い換えてもよいかもしれません。
「自分軸」をつくるには、選択肢、判断基準、行動回数を増やすことです。
他人の評価や世間の常識に振り回されるのではなく、自分自身の頭で考え、行動する。その変化の過程で、自分軸は太くなったり分岐していったりします。
周りの環境がめまぐるしく変わっているのに、過去の考えに固執し、自分が正しいと思っている経営者やビジネスマンは、自分軸がアップデートされていません。
あなたの周りにもそういう方はいませんか?
自分軸を鍛えるには、まずは人と「違うもの」をたくさん経験することです。
人が関心を持たないことに興味を持ったり、人が経験したがらないようなことにチャレンジしたり、人がムダだと思うようなことに時間をかけてみたり。
小さい頃から人と同じようなことをしていると、それは誰でも知っていて、誰でもやっていることなので、他人との違いを認識するのが難しくなってしまいます。そうするとちょっとした差であっても、妙に気になったり、自己肯定感が下がったりすることがあります。人との違いを解像度を上げて認識できる心の状態にしておくことがまずは大切になります。その上で、人と「同じもの」を見つける能力を磨いていきましょう。
ネットでの炎上やヘイトスピーチは、人との違いに目を背ける動きですが、人との違いの中に共通点を見つけていく力が、これからの時代はますます必要になると思います。
一見関係性のないもの同士に、新たな関係性を見出す。それがビジネスにも人生にも活かされる時代なのだと思います。そして、違いの中に同じものを見つける力を備えた人は、間違いなく自分軸も太くしなやかな人でしょう。