おはようございます。
前回からの続きで、「リーダーシップ」に関するお話しをします。
日本は経済的には豊かになりましたが、ここへ来て大きな転換点にあります。
技術革命やグローバル化が進み、社会がつながりやすくなる一方で、孤立や格差が生まれる負の側面も現われています。
行き過ぎた「過剰」と「独占」の価値観が、現代ビジネスの多くの問題の根底に流れているのです。
ITとインターネットを駆使した海外の新興企業が、日本の産業を飲み込もうという勢いで成長しています。また、人口減少と少子高齢化が進み、量的な労働力の低下は避けられない状況です。多くの企業が、労働生産性や付加価値を高めようと働き方改革や新サービスを打ち出していますが、決して十分ではありません。
変化の激しい競争にさらされている中で、国や企業が長期的に社員を守るような構造がもはや成立しない時代になってしまいました。
日本の強みとされてきた終身雇用制度や年功序列制度といったシステムも、企業・社員ともあえて求めなくなりました。つまり、企業と社員の関係性が、「主従」から「共創」に変わってきたのです。
ビジネスの視点から言えば、マスマーケティングの時代は終わり、「切り売り」の時代になりました。副業、週末起業を始める人も増え、「ココナラ」などのプラットフォームも整ってきました。
「持たない社会」とも言えますし、大きな物語の時代から小さな物語の時代へ移行したともいえます。
ですが、多くの企業は次のような問題を抱え、経営者やリーダーの成長の足を引っ張っています。これは、裏を返せば経営者や企業でリーダーを目指す人が解決していかなければいけないことになります。これらの問題に対処するには、今までの固定観念を捨てる覚悟を持つ必要になります。
- 「与え合う」甘えの構造、依存体質になっている
- 「大企業・中小企業」という固定点に落ち着いている
- 経営者自身の成長の機会が不足している
- 経営者が目指すべき世界観を持てていない。
- 業界や自社の常識を信じ切っている
- ネットワーク力、同志を増やせていない
これらは、社長だけでなく、社員も同じような問題意識を持っているのではないでしょうか?
そして、自身の考え方をしっかりと言語化し、伝えていかなければなりません。商品・サービスというのはあくまでその目的のための手段に過ぎないのです。