リーダー観と仕組みづくりこそが経営

おはようございます。「リーダーシップ」についてのお話しは、今回でひとまず終わりです。

 

 

「企業の戦略や組織マネジメントが成熟していない...」

「家族経営から脱却できない...」

「玉石混交の情報に惑わされ、本当に欲しい情報が分からない、意思決定ができない。」

「新しい取り組みをしてみたものの、目先の成果ばかり気にして、仕組みづくりが目的化してしまう。」

 

経営者の悩みは多様です。

ですが、経営者(リーダー層)がまず取り組むべきことは、経営者自身の自己基盤強化です。決して、ノウハウや方法論に走らないで下さい。

 

経営者やリーダーの方の中には、自己流でやってきたものの、売るための仕組みが確立されておらず、場当たり的に行動している方が少なくありません。多くの会社は経営者の意識改革をすることなしに、売れるための方法論に手を出すので失敗します。それは、経営者自身が過去の成功体験にあぐらをかいたり、自分の弱さを認めることができずにいたりするからです。

 

 

この世の中は言葉で出来ています。その言葉が情報として、私たちの思考や行動に影響を及ぼしています。

ですので、ビジネスで結果を出す人(強者)は、自分のことではなく、社会の構造に目を向け、自分自身で深く思考し、目指したい世界観をオリジナルのストーリーとして言語化しています。

 

自分が語る言葉の限界を超える度に、新しい世界が生まれることを知っています。自分の好きなことやできることの範囲で「ワクワクしたい」と言っている人には無縁の境地といえます。

 

そうしてリーダー観が醸成された上で、いよいよ企業の売れる仕組みづくりに着手します。

ここでも、社会や業界の常識を覆す考え方が必要になります。価格や機能といった目に見えるものではなく、他社には真似しがたい差別優位性を見つけ、その強みを商品・サービスや営業・販売、組織全体の活動にまで浸透させていきます。その道は決して簡単なものではありません。

 

 

仕事は苦しいものです。でもその苦しみとは、思い通りにならないことを嘆くためにあるのではなく、自分のやるべきことが見えたときに過去の自分の考え方を乗り越えていく必要があるから苦しいのです。

 

 

経営者は孤独であり、人生の大部分を会社経営に注力するかもしれませんが、経営者ご自身が幸せと成長を感じないで、社員や企業の成長はあり得ません。私自身、リーダーの人生観とビジネス観を組織の強みに活かすプロセスを大切にしています。

 

 

そして、思索倶楽部アイリスが目指すのは、あなたの心の中に美しいものや大切なものをどんどん増やしていくことです。それらが、企業の強みを着実に育てていきます。売上や商品を増やすことを最初の目的にしてはいけません。