引いて、跳ねて、詰めなさい

毎日将棋ゲームを一局さすのが、私のささやかな楽しみです(笑)

 

そんな将棋の奥深さと面白さを教えてくれる『将棋エッセイコレクション』(後藤元気)の三位一体読書本をつくってみました。 

 

 

★新たにつくった3冊セット

【1冊目】『「間」の極意』太鼓持あらい

【2冊目】『アブダクション』米盛裕二

【3冊目】『時間と自由』アンリ・ベルクソン

 

 

 

そのココロは・・・

 

将棋の駒の代表的な動きである「引く」「跳ねる」「詰む」を地にした3冊でまとめました。現在の日本人に足りない3要素です。記号としての情報の波に溺れている中、多くの人は「間」がないか、「間」を詰めすぎています。

 

 

「引く」(香車=強者、飛車=避者、角=欠く)は、メタ認知の視点や間(あいだ)の思想を持つこと、さらには引き際、引き算の美学などもイメージします。「跳ねる」の代表格は桂馬。飛び道具で、直線的でない動きは、アブダクションの発想法がピッタリ。「詰める」は、プレーヤーがお手上げな状態(構造)をつくること。時間、空間、仲間の3つの間(あいだ)を自分の方に寄せていくことがポイントですが、その中でも時間をいかに自分起点で動かせるようにするか。

 

 

ジョジョの奇妙な冒険で「ザ・ワールド」という時間をとめる方法があります。それは、時間をゼロにしてしまうほど圧倒的なスピードで動くとも解釈できます。

 

それくらい夢中になれるものへ向かいましょうというエールの意味も込めて。目指すは、世界に逆王手をかけること。

 

 

#ジョジョの奇妙な冒険

#将棋